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スメルハラスメントという言葉を聞いたことがありますか?
スメハラとは、ニオイで気がつかないうちに周りに不快感を与えてしまう問題です。
先日、私の働いているサロンでもスメハラついて、相談がありました。
改めて考えるよい機会になりましたので、紹介します。
同じ空間を共有するサロン。皆が気持ちよく働けるようにお互い注意しよう
スメルハラスメント(スメハラ)って何?
スメルハラスメントとは、においに関するハラスメントのことです。
におい(スメル)によって、他人に不快感を与える(ハラスメント)ことを『スメルハラスメント』といわれています。
スメハラの厄介なところはほとんど場合、本人に悪意がないことです。
スメハラの代表的なものとして、体臭がありますが実は体臭以外にもスメハラの原因になるものがあります。
スメハラの種類は大きく分けて5種類あります。
- 体臭
- 口臭
- 香水
- 柔軟剤 香り
- たばこ
自分のにおいは気が付きにくく、知らず知らずのうちに人間関係を悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。
そう!スメハラは、他人事ではありません!
どんな人でも体臭あり、においの強さも人それぞれです。
体臭の主な原因は、『汗をかいたことで菌が増殖する』『体や髪を不潔にしている』『衣類を不潔にしている』などがあります。
対策としては、体臭を抑えるために、皮膚を清潔に保つ、制汗剤を使用するなどの方法があります。
汗のにおい大丈夫? セラピストの脇臭・足臭対策口臭は、起きたばかり、お腹が空いている、緊張している時など、唾液が減少している時に特ににおいがきつくなるといわれています。また、口臭はにんにくや、お酒などの食べ物にも影響されます。
歯磨きの徹底や、マウスウォッシュ、タブレットなどで対策出来ます。
また、口臭は、歯周病や呼吸器系、消化器系、糖尿病、肝硬変などの病気が原因の場合もあります。
口臭が気になるだけでなく体の調子も悪いようであれば、迷わず病院にいきましょう。
口のにおい大丈夫?セラピスト 口臭と頭皮臭対策香水は微量であれば心地よい香りとなりますが、量を間違ってしまうとスメハラの原因にもなり得ます。
また、香水と体臭が混じって不快なにおいを発してしまうことがあります。
サロンでは、セラピストという職業がらあまり香水をつけている方はあまりいません。
私の働いてるサロンでは、香水はNGになっています。
最近の柔軟剤は香りを楽しむ商品が多くあります。
毎日使い続けることで香りに慣れてしまい、使用量が増えてしまいがちになります。
化学物質への反応には個人差があり、人によっては、柔軟剤の香りで頭痛や吐き気めまいなど体調が悪くなってしまう方もいます。
化粧品のにおいが苦手な人も多いですね〜。
私も子供の頃、化粧品の匂い苦手でした。
紙たばこを吸う人は口臭がたばこのにおいになるだけではなく、手や髪の毛、洋服ににおいが付いてしまいます。
たばこを吸った後は、マウスウォッシュしたりスプレータイプの消臭剤を衣類にかけたりとケアが必要です。
また、紙たばこから電子にたばこにする方も多いようでうが、製品によっては独特のにおいがあり苦手とい人もいます。
においが気になるスタッフへの伝え方
定期研修や、朝礼、終礼などで、身だしなみの一つとしてスメハラについて定期的に伝えます。
誰がどうっという具体的な伝え方ではなく、においに対する対策を紹介して各自気をつけるように促します。
誰にでも起こりうる問題なので、サロン全体で注意する必要があるからです。
汗かきやすい季節になってきたので、ニオイケアしっかりしましょう。
控室にボディシートを置いているので、出勤時、昼休み明けは必ずケアしてくださいね。
【以前働いていたサロンでの体験談】
ある女性スタッフが、ツンとした酸っぱいにおい、半乾きのようなにおいを発する状況が続いていました。
50センチぐらい離れればにおいは感じないので、スタッフの皆は少し距離をとっていました。
一度着替えが一緒になってボディシートを使用していた時に何気なく『使いますか?』っと渡したことがありました。
その時、シートが黒くなっていたので、少し驚いた事を覚えています。
そんな中、お客様からサロンの予約サイトに
『担当者が臭くて耐えられなかった、二度と行かない。』との口コミがありました。
その女性スタッフは、他のお客様からも、『臭い!』罵倒されお店を辞めてしまいました。
私は、何かできたかもしれないのにしなかったこと、お客様に不快な思いをさせてしまったことを、今でも後悔しています。
においケアについて周知をしても改善がみられない場合は、やはり本人に直接伝えるしかありません。
周囲に人がいる状況で本人に伝えてしまうのはよくありません。
ランチの時間など、リラックスしている時間に伝えるといいでしょう。
伝え方を間違えると『パワハラ』になりかねません。
同僚が直接伝えると人間関係を崩し兼ねませんので、店長やトレーナーなどが、サロンでの身だしなみの一つとしてにおいケアの重要性を伝えるようにします。
においの指摘だけではなく、においの対策もセット伝えることで改善につながりやすくなります。
においの原因は人ぞれぞれです。
例)汗のにおいであれば、勤務中はボディシートや制汗剤の使用、また普段から十分な水分を補給し運動や湯船で汗をかく習慣を提案します。午前と午後で制服を着替えるのもおすすめです。
サロンで実践できるスメハラ対策
サロンで実践できる3つのスメハラ対策を紹介します。
身だしなみとして、日頃からにおいケアを行うように周知を徹底します。
日頃からにおいに関して話題にすることで、においに関する意識が高まります。
においの気になるスタッフがいる場合など、相談先を明確にしておきます。
不快なにおいを我慢して働くのはとてもストレスがたまります。だからといって直接本人に指摘すると、人間関係を崩しかねません。
私の働いているサロンでは、においに関わらず何か気になることがあれば、オーナーか私に相談してもらえるように周知しています。
また、2名にしているのは、私のことはオーナーに、オーナーのことは私に、相談できるようにするためです。
スメハラは、個人の問題ではなくサロン全体の問題といえるため、悩みがあればすぐ相談できるような環境を作っておくといいですね。
においケアアイテムをサロンに設置します。
汗そのものは無臭ですが、汗をかいたまま放置すると雑菌が繁殖してにおいのの原因になります。
汗をかいたらすぐに拭き取れるように、ボディシート、ウェットシートを常備しています。
乾いたタオルで汗を拭くと、水分は吸収してくれますが、においの成分は残ってしまうためボディシートやウェットティッシュなどで拭き取るのがおすすめです。
私の働いているサロンでは、誰でも使えるようにボディーシート、ウェットティッシュを置いています。
汗をかいているかいないかに関わらず、出勤時と昼休憩後に使用するように推奨しています。
- 費用を気にしなくていい
- 周りを気にせず、においケアができる
- アイテムの香りを統一できる(無香料推奨できる)
- においケアを推奨しやすくなる
- スメハラによるお客様への影響のリスクを軽減できる
●ウェットティッシュやおしりふき
ボディシートが苦手なスタッフもいたので、ノンアルコールのウェットティッシュかおしりふきを常備してます。
一ヶ月3000円〜5000円の費用がかかっています。
まとめ
体臭は誰にでもあるもので個性とも言えます。パートナーの体臭が好きな方をいますよね。
病気の場合だってあります。
私は、においが気になるスタッフがいたら、『臭っつ!!』ではなく『体調悪いのかな?何かあったのか?』っとストレスや体調の心配ができる人になりたいと思います。また、そんなスタッフが増えてくれるといいなと思います。
とはいえ、サービス業ですからお客様に不快感を与えてしまうことは出来ません。
スタッフ一人ひとりが身だしなみのレベルを上げることは必要なことだと思っています。
同じ空間を共有するサロンワーク。皆が気持ちよく働けるようにお互い注意しよう!
最後までお読みいただきありがとうざいます。