本当に稼げる?リラクゼーションセラピストの完全歩合制のメリット・デメリット

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リラクゼーションサロンでは、完全歩合制(業務委託)と固定給制のお店があります。

セラピストはどちらのほうが働きやすいのでしょうか。

今回は経験を踏まえて完全歩合制(業務委託)のメリット、デメリットを紹介していきます。

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完全歩合制(業務委託)とは

完全歩合制(業務委託)とは、成果に応じて報酬額が支払われる制度です。

リラクゼーション業界では多くのサロンが完全歩合制(業務委託)を採用されています。

A店歩合制率は売上の50% 施術料 10分1000円

上記の契約で60分の施術をした場合の報酬額

6000円×50%=3000円

セラピストの60分の報酬額は、3,000円になります。

※1日300分施術をすることで、15,000円稼げることになります。

B店【歩合制率は売上の45% 施術料1000円

上記の契約で60分の施術をした場合の報酬額

6000円×45%=2700円

セラピストの60分の報酬額は、2,700円になります。

※1日300分施術することで、13,500円稼げることになります。

A店、B店でもわかるように、歩合制率によって報酬額が変わってきます。

60分の施術で300円変わります。イメージとして、時給300円違うようなものです。

一日、一ヶ月、1年で考えると大きな違いになります。

また、サロンによって指名料は全額、又は一部がセラピストに支払われることがあります。

働くサロンを決める際に、歩合制率や指名料の支払いについてしっかり確認することはとても大切です。

こころ
こころ

わからないけどとりあえず働いてみようは場合によって危険です!!!

完全歩合制(業務委託)のメリット

稼げる可能性がある

完全歩合制(業務委託)では、自分の技術や接遇を磨きたくさんのお客様から指名していただけるようになると、報酬も増えていきます。

また、定期的に来店いただける指名のお客様が増えると、報酬もある程度安定させることが出来ます。

歩合制率によっては、時給に換算すると高時給になります。短時間の稼働で稼ぐこともできるので、集客の多い平日の夕方から夜や、土日のみ出勤して効率よく働く人も多いです。

サロンの集客力、メニューの料金設定、歩合率、指名料などの要因によって変わりますが稼げる可能性があるといえます。人によっては30万〜40万と一般的な会社員のお給料より多く稼いでいるセラピストもいます。

私は、始めの3〜4ヶ月までは8万円〜10万円くらいしか稼げませんでした。

一日8時間サロンに勤務して収入は0円の日もありました。(´;ω;`)

当時働いていたサロンは、オープンしたばかりということもあって、一日の来店人数の平均が3名程度のサロンでした。

環境としてはすぐに稼げる状況ではありませんでしたがその後、徐々にリピータや指名をいただくことができ、

1年目で20万前後になりました。安定して満足する収入を得るまでに1年半程度かかりました。

固定給で働く人と同じ時間働いていても報酬は半分や3分の2程度だったりすると、精神的にもつらいなと感じてしまうことも多々ありましたが、サロンの集客を真剣に考えることができ沢山の事を学ぶことが出来ました。

モチベーションになる

完全歩合制(業務委託)は、セラピストのモチベーションにもなります。

お客様から指名をいただいたり、リピーターになってもらうために、日頃から技術を磨いたり知識を増やそうします。

また、モチベーションが上がりにくい場面(閉店間際など)でも、収入に直結すると思うと自分を鼓舞することができます。自分の行動の結果が、収入につながるのでやりがいを感じやすいです。

私は、お客様へ手作りの名刺兼メッセージカードを渡していました。

名前を覚えてもらうために必死でした。サロンの集客も少なかったのでHPやクーポン、イベントなどもスタッフで必死に考えていました。

※メッセージカードにお身体の状態やメッセージ、名前を書いて渡していました。

時間の使い方が自由

完全歩合制(業務委託)の場合は、基本的には時間的な拘束を受けません。

副業で空いた時間や休日を利用することも可能です。短時間の勤務で収入を増やしてい方や、本業と掛け持ちされるダブルワーク方も多いです。

年齢制限がない

年齢制限が基本的にはありません。年齢に関係なく成果に応じた収入を得たいと思っている方には適しています。

経費にできる

仕事にかかわる費用を経費として処理することが出来ます。

具体的には、交通費、通信料、制服、オイルなど消耗品など、仕事をする上で発生した費用は確定申告で『経費』として処理でき節税効果が高まります。

私が完全歩合制(業務委託)で働いていた時は、交通費の負担を減らすために自転車を購入しました。

この自転車の費用も経費として処理しました。雨の日などの電車代バス代なとも細かく控えていました。

めんどくさがりの性格なので始めは『まぁ、いいか。。。』と考えていませんでいたが侮るなかれ!!

チリも積もれば山となります\(^o^)/

当時のはいい意味でも悪い意味でも常にお金の事を考えていましたね。

完全歩合制(業務委託)のデメリット

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Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

稼げない可能性がある

厳しいことをいいます(´;ω;`)

完全歩合制(業務委託)では努力次第で稼げるとよくいわれますが、努力しても稼げない場合があります

技術力があっても、集客のないサロンでは稼げませんし、集客があっても低単価であれば稼げる額が限られます

高単価であっても、歩合率が低ければ稼げる額が限られます。

時間は有限です。そして身体が資本のお仕事です。

プレッシャーに負ける

成果を上げなければその分収入が減ることに対して恐怖と向き合わなくてはいけません。

収入が減ることによって、生活していけるのか考える必要があります。

実際『この仕事は好きだけど、生活がが苦しくて続けることが出来なくなった』とセラピストを辞める方も多いです。収入源が他にある場合はいいですが、体調や怪我で施術に入れない状態になると収入が途絶えてしまいます。

一人暮らしや養う家族がいる場合は、ある程度の金銭的余裕がないとプレッシャーで精神的にも辛くなってしまいます。

まとめ

完全歩合制(業務委託)のメリット・デメリットを紹介しました。

繁忙店で自分を追い込むことで頑張れるタイプの性格や、すでに指名のお客様が多数いるキャリアのあるセラピストにとっては、力を発揮し多くの報酬を得られる可能性があります。

一方、セラピスト未経験や経験が少ない人、安定した収入が必要な人プレッシャーを負担に感じる人は固定給制のサロンがおすすめです。

半年から1年ぐらい先をシュミレーションし自分の性格や状況にあったサロンを選ぶようにしてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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