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セラピストなりたての頃に、お客様からのカラダの質問に答えられず気まずい空気になったことがあります。
デビューする前に、これだけは知っておきたかったことを経験を元に紹介します。
こんな質問をお客様にされたらなんて答えますか?
- なぜ何もしていないのに肩がこるの?
- コリのハリって違うの?
- やっぱり筋トレってしたほうがいいの?
お客様の中には、新人とわかるとあえて質問をする人もいらっしゃいます。
筋肉、コリやハリについて、さらっと答えられるようになるといいです。
カラダが凝るのはどうして?
体(筋肉)が凝ってしまう主な原因は主に2つ。
- 筋肉は縮み続けることで、縮んだ状態で固まる。
- 筋肉は伸ばされ続けることで、逆に縮み固まる。
共通点は、筋肉にストレスがかかり続けることで縮むこと。
長時間同じ姿勢や同じ作業をしていると『凝ったー!』っとなりますよね。
毎日筋肉が固まった状態を、運動や入浴など日常生活で解消できていればいいのですが・・・・。
カッチカチに凝った筋肉の、履歴はこんなイメージです。
①同じ姿勢で同じ筋肉にストレスがかかる
②筋肉が縮み固まる。(こわばる)
③筋肉の内圧が上がり、血液の流れが悪くなる
④酸素や栄養が不足し、筋肉がこわばり固まる(酸素や栄養は血液によって運ばれる)
⑤体が動かしにくい、動きたくない、動けない。
①〜⑤の繰り返
筋肉の役割は3つ
筋肉の役割を知っておくことが必要です。
筋肉のおおまかな役割は、以下の3つです。
- カラダを動かす
- 熱を生み出す
- 血液を流す(筋ポンプ)
筋肉には、骨格筋、心筋、平滑筋とあります。
骨格筋とは、体を動かすための筋肉のことです。
ここでは『筋肉』は、骨格筋として話を勧めていきます。余裕がある方は心筋、平滑筋も調べてみてくださいね。
筋肉の多くは一つ以上の関節をまたいで骨を繋いでいます。
筋肉を収縮することで関節(骨格)を動かします。
筋肉がなくなると動けなくなっちゃう(¯―¯٥)
疲れやすくもなっちゃうね。
筋肉は収縮することにより、熱(体温)を生み出します。
寒いと自然と体が震えるのは、筋肉を小刻みに収縮させ熱をつくり体温を維持しようとしているからなんです。
筋肉は血液を流しています。
これを『筋ポンプ作用』
有川譲二さんの著書「世界一ゆる〜いイラスト解剖学 からだと筋肉のしくみ」です。
ゆる〜いイラストで、筋肉の特徴がシンプルにわかりイメージしやすくなります。
解剖学を全く知らない人におすすめです。
読み終わる頃には、他の解剖学の本も理解しやすくなりますよ!
なんとなく、『凝ってますね』『張ってますね』を使っていませんか
コリとハリの違いはわかりますか?
お客様は『とても張ってる、凝ってる』と言われるとなぜかちょっと嬉しそうにされませんか?
それが嬉しくて、なんとなく『凝ってますね!張ってますね!』を多用していました(^_^;)
お客様から『コリとハリって違うの?』と聞かれ、ありあたふたしたことがあります。
なんとなく接客している・・・
最悪ですね。今思い出すと恥ずかしい(^_^;)
コリは最も負担のかかるところに(局所的)あります。
その筋肉は縮み血流制限が起こり酸欠状態です。
ズンズンとした痛み(疼痛)を感じることが多いです。
ハリはコリの周辺にあります。伸ばされるストレスを受け続け可動域の制限やだるさを感じます。
ここかハッている!というピンポイントではねらえないので、ストレッチがおすすめです。
筋肉はたくさんの筋繊維によって構成されています。
たくさんの筋繊維が筋膜に包まれ、全身ボディスーツのように束ねて連動性をもっています。
コリとハリはどちらも同じ『筋肉が硬い状態』ですが、発生の仕組みが違います。
発生の仕組み
長時間同じ姿勢をしていると同じ筋肉に負担がかかり、局所的に筋肉がこわばります。
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コリが発生
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コリによって周辺の筋肉が全体的に伸ばされ柔軟性が低下していきます。
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ハリが発生
コリが発生してハリができます。ハリの原因となるコリを見つけられるセラピストになりたいですね。
そして、コリを作らないような習慣の提案ができるといいですね!頑張りましょー!
おわりに
リラクゼーションセラピストとしてデビュー前に『これだけは知っておきたい』事を紹介しました。
私が新人の時に実際にお客様に質問されて困った内容です。
研修では勉強していた内容ですが、お客様に説明する想定をしていなかったの焦りました。
お客様に解剖学の知識を話すことは、ほとんどありませんが、
お客様からの質問に対して自分の言葉で回答を用意しておくといいですよ。
セラピストの階段を一歩一歩登っていこう!
最後までお読みいただきありがとうございました。