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施術中にお客様とコミュニケーションとれていますか?
私は、お客様との会話はとっても苦手でした。
セラピストなりたての頃、緊張で動悸に息切れ、汗びっしょりでした。
会話をすると手が止まったり、施術に集中出来ないなんてこともしょっちゅう…
あまりにも上手くいかないので「会話は必要ない!」っと開き直っていた時期もあります。
ですが、お客様との会話の大切さを感じたエピソード、その後サロンで意識してきたことを紹介します。
会話が苦手なセラピストのヒントになれば嬉しいです。
・お客様と会話できない
・施術だけしたいのにと思ってしまう
・緊張で頭が真っ白になる
リラクゼーションサロンで会話は必要だと思った体験
まずは、体験談からです。
あるもみほぐしサロンで、90分コース(12,000円)を受けました。
施術前のヒアリンでは
『肩ですか?腰ですか?』と聞かれ
『腰の方が・・・』と答えたただけで施術が始まりました。
担当のセラピストは、目も合わせてくれず真顔だったので少し怖く感じました。
施術は、圧に波があり、リズムもバラバラ、呼吸は苦しく辛い・・・・。
途中疲れたのかな?と感じるほど触っているだけの状態があり、
だんだんうつ伏せの体勢が辛くなってきて顔は痛い、施術は何しているかわからないし苦行でした。
会話はなく、一回、圧の確認をされただけで90分の施術は終了。
感想は、「やっと終わってくれた・・・」
リラクゼーションではなく我慢の90分
- 第一印象が真顔で怖い
- ヒアリングが2択ってありえない!
- 圧の確認は1回のみ、圧に波があってリラックスできない
- 途中触っているだけ?不信感UP!
もし、第一印象が話しかけやすい印象であれば、要望を細かく話せたかもしれない。
施術中に定期的に声をかけてくれれば、圧の好みや体勢が辛いことも話せたかもしれない。
お客さんから施術に対して注文をつけることは、とても勇気がいるものでした。
すべてコミュニケーション取れていれば、ある程度解消できるもので、
施術中のコミュニケーションは、最低限は必須だと思いました。
会話が苦手でもこれだけは意識しよう
会話が苦手でうまく話せない人は、話かけやすい印象をあたえる努力をしましょう!
話せないなら話しかけてもらう!です。
話上手になろうと思ってもすぐになれるものではありません。
なぜかよく道を聞かれる人っていますよね。
その人のイメージです。
- 優しそう
- 忙しくなさそう(時間に余裕がありそう)
- 落ち着いている
- ニコニコしている
- 頼りになりそう
第一印象は、出会って数秒で決まるといわれています。
メラビアンの法則で、人の印象を決めるのは、以下の割合を占めると言われています。
・視覚情報55%
・聴覚情報38%
・言語情報7%
また、第一印象は記憶に残りやすく、変えにくいそう。
- 身だしなみ=清潔感
- 姿勢よく=きちんと感
- 笑顔=安心感
言葉を使わなくても第一印象をよくする方法はありますよ!
会話はまだちょっと・・・とう人、以下の記事も参考に読んでみてくださいね。
お客様との会話が苦手なセラピスト!会話だけがコミュニケーションじゃない!- 相手と視線を合わせる(施術中は除く)
- 聞き取りやすい声の大きさ
- 相手に共感する
共感力をあげるためのおすすめの本
まずは、どこが疲れているか(主訴)伺います。
大切なのは「自分のほぐしてい欲しいところがわかっている」とお客様に安心してもらうことです。
お客様は、「ちゃんとほぐしてくれるかな?」「わかっているのかしら?」と不安を感じています。
不安だとリラックスできませんもんね・・・。
「どのあたりですか?」「左右差ありますか?」直接お体に触れながら(触れていただきながら)、
お客様と共通の認識を持ちましょう。
怪我や触れられたくない箇所の確認は必ずします。
うっかり施術してしまったということがないように、注意が必要です。
私は不安な時は、すぐ見れる位置にメモを置いています。
お客様は他人と筋肉の硬さを比べたことがないため、疲れの感覚はあっても硬さはわかりません。
「ガチガチですね。これは辛いですね」「右の方がかたいですね」などとお伝えします。
お客様との信頼関係を築く助けになります。
はじめて行ったお店ではどんな事をされるのか、どんな施術なのか不安になります。
施術の流れを先にお伝えするとお客様も安心され、また体勢移動の際もスムーズに行うことができます。
(トーク例)
・「はじめは、うつ伏せで途中横向き仰向けと体勢を変えて施術を行っていきます」
・「うつ伏せの後に仰向けの施術も行っていきます」
・「うつ伏せで施術を行っていきます。途中体勢が苦しいなどありましたらお声かけください」
会話は広げなくていい
私は、会話をしないといけないと思うと、余計に空回りすることが多かったです。
『会話は広げなくてもいい』
焦ってしまった時にお守りにしていた言葉です。
会話は広げなくていいとは言っても、お客様のお話を無視することは出来ません。
相槌のパターンをいくつか覚えておくといいです。
基本の相づちの『さしすせそ』
さ
・さすがですね ・最高ですね
し
・知らなかったです ・信じています
す
・すごいですね ・素晴らしいですね ・ 素敵ですね
せ
・センスいいですね
そ
・そうなんですね ・そんなにですか ・そんなことがあるんですか
オウム返しとは、相手の言ったことを繰り返すことです。
『週末はキャンプなんだよね』
『週末キャンプなんですね』
こんなイメージです。
お客様の言葉を繰り返すだけでも、十分会話は進んでいきます。
困った時にオウム返しを思い出してください。
まとめ
いかがでしたか?
・話かけやすい人になる
・お疲れの箇所の確認(主訴)(共通認識)
・触れられたくない箇所の確認
・お疲れの現状を伝える
・施術の流れを伝える(コースの流れ、体勢移動など)
・相づちのバリエーションを増やす
・困ったらオウム返し
お客様の中には、セラピストとの会話を楽しみにされている方もいらっしゃいます。
実際、少し会話をしながら施術をした時の方が、指名につながる ケースが多いように感じます。
接客が上手なセラピストの特徴をまとめた記事です。こちらも是非見てみてくださいね。
【対人力を上げる】接客が上手なセラピストの特徴