施術がしにくい・・・。
カラダに負担がかかってるな・・・。
それ!ベットの高さのせいかもしれません。
今回は、ベットの高さの考え方と、高さが変えられないベットの対処方法を紹介していきます。
- ベットの高さの考え方
- 高さが変えられないベットの対処方
施術ベットの高さで何が変わる?
施術ベットの高さに何が変わるのか、ベットが低い場合と高い場合でみていきましょう。
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低いベットのメリットは、体重をのせやすく、垂直圧がかかりやすいことです。
強圧希望のお客様には、ベットを少し低めに設定すると圧をのせやすくなります。
反対に、思ったより圧がかかりすぎてしまうため、弱圧希望のお客様には注意が必要です。
また、施術ベットが低すぎると、常に背中・腰が曲がった状態になり、腰に負担がかかります。
【メリット】
・垂直圧がかけやすい
【デメリット】
・弱圧の調整が難しい
・背中・腰が曲がり、腰に負担がかかる
高いベットのメリットは、横へのアプローチがしやすいことです。
しかし、ベットが高すぎると、体重をのせにくくなり腕力、手力だけの施術になり負担がかかります。
【メリット】
・横へのアプローチや入圧の角度のコントロールがしやすい
【デメリット】
・体重圧がかけにくい
・手力・腕力を使った施術になりがち
では次に、ベットの高さを決める要素を紹介していきます。
施術ベットの高さの要素
ベットの高さを決める要素は、主に以下の3つです。
- 施術スタイル
- セラピストの身長
- お客様の厚み、圧の好み
1つ目は、『施術のスタイル』です。
整体やもみほぐしなど、垂直に圧をかける施術がメインの場合はベットは低めが多く、
アロマやロミロミなどは、流すような施術ではベットは高めの設定が多いです。
- 垂直圧が多い施術(整体・もみほぐし)・・低め (45〜65センチ)
- 垂直圧が少ない施術(アロマなど)・・・・高め(60〜75センチ)
2つ目は、『セラピストの身長』です。
身長によるベットの高さの目安は諸説ありますが、
ここでは私がスクールで教えてもらった方法を2つを紹介します。
- ベットの横側に立ち、腕をおろし第二関節の高さ
- ベットの横側に立ち、腕をおろし握りこぶしの高さ
実際にベットの横に立って試してみてください。
3つ目は、『お客様の体型』です。
ふくよかなお客様は、お体の厚みを考慮してベットは低めに、華奢なお客様は高めに設定します。
また、お客様の圧の強さのお好みによっても変わります。
強圧が好みであれば低めに、弱圧が好みであれば高めにするといいですね。
- ふくよかなお客様・・・低め
- 強圧希望・・・・・・・低め
- 華奢なお客様・・・・・高め
- 弱圧・・・・・・・・・高め
高さが変えられないベットの対応方法
自分に丁度いい高さがわかっても、サロンのベットの高さが変えられないと困りますよね。
そこで、高さが変えられないベットでの対応方法を紹介します。
片足の膝を曲げベットに乗せ、地面についている足で体重をコントロールします。
ベットの強度やスペースによりますが、施術部位によってはベットに乗り上げて施術します。
※乗り上げ禁止のサロンもあります。※折りたたみ用ベットでは、乗り上げは危険です。
足幅を調整することでセラピストの高さ(重心)を調整することができます。
足幅を揃えると重心が高くなり、広くすることで重心は低くなります。
ベットが高い場合は足をいつもより揃え、ベットが低い場合は足幅を広げて見てください。
ベットが高い場合は、厚底の靴を履くと施術がしやすくなります。
厚底(5センチ〜8センチ)のナースサンダル、ウォーキングシューズがありますので是非試してみてくださいね。
私は、多少ヒールがある靴の方が、重心が前にくるので施術がしやすいです。
ベットが低い場合は、靴を脱いで見てください。多少ですが変わります。
- 片足を曲げベットにのせる
- 足幅を(広く・狭く)調整する
- 厚底の靴を履く・脱ぐ
おわり
いかがでしたか?
ベットの高さの考え方と、対応方法について紹介しました。
ベットの高さを意識することで、いままで施術しにくかった部分が解消されるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。