- 指が痛すぎる
- セラピストを続けられるか不安
- 指の痛みを我慢してする施術・・・・マジで苦行
セラピストをはじめてから半年ぐらいまで、親指の痛くなることが多いです。
私もそうでした。
では、指が慣れるまで痛みに耐えればいいのでしょうか?
いいえ!
指の痛みの原因を知り再発するのを防ぐことが大切です。
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・指の痛みケア
・指の痛みの原因を知る
・指の痛みを防ぐ
自分で出来る!セラピストの指の痛みケア
痛みのセルフケアは、主に以下の4つです。
- アイシング(冷やす)
- サポーターをする
- テーピングをする
- ストレッチする
- 痛みが続くようであれば病院へ
指の痛みを感じたら、なるべく早めに冷やします。(アイシング)
痛みが出てから3日間程度は、冷やすようにしましょう。
氷嚢(ひょうのう)
無ければ袋に、氷水を入れたものでもOK
所要時間:20分間
- 痛みがある部分を、包み込むように冷やす
- 2、3分経過すると、かなり冷え感覚がなくなってきます。
- 約10分経過すると、少し温かく感じてきます。
- 約15分経過すると、深部が冷えてきます。
- 約20分経過すると、再び感覚がなくなってきます
- アイシング終了 ※凍傷を防ぐため、20分以上連続して冷やさないように!
【参考▼】氷嚢(ひょうのう)
保冷剤を常備していると手軽にアイシングできて便利ですよ〜。
指が痛い時に限って、ロングコースや強圧のお客様の担当になったりしますよね・・・。
そんな時は、サポーターがおすすめです。
サポーターを使うことで、指の負担を軽くすることが出来ます。
①アルファックス お医者さんの手首サポーター
ソフトな固定力ですが、日常生活でも使いやすくおすすめです。
- ソフトな固定力
- 取り外しが簡単
- 目立たない(肌色)
- 縫い目がないから痕が残らない
- メッシュ素材ですぐ乾く
②ミューラー サムスタビライザー
強度もありしっかり固定され安定します。
存在感があるので、お客様がうつ伏せになられてからこっそり装着しています。
- ハードな固定力
- 2本のプレートで親指をがっちりサポート
- 嬉しい左右兼用
人によって手の大きさ、形、痛みがでている場所も違います。
サミューラのHPにある「手首サポーターの選び方」がとても参考になりますよ▼
指や手首のサポートに、テーピングもおすすめです。
手軽なサポーターに比べ、テーピングは巻き方を勉強する必要があります。
また、テーピングにも種類がありますので、用途によって使い分けてください。
- 伸縮性があり動かしやすい。筋肉をサポートする:キネシオテープなど
- 伸縮性がなく固定できる。関節を固定する:ホワイトテープなど
- 皮膚が弱い人や擦れやすい部位に使用:アンダーテープなど
私は、揉みほぐしの時に少しでも違和感を感じたらキネシオテープ予防的に使っています。
痛みが落ち着いてきたら、ストレッチがおすすめです。(痛みが発生してから3日以降)
①前腕伸筋群のストレッチ
- 手のひらを上に向けて肘を伸ばす
- 反対側の手で、指先をからだ側へ引っ張るよう伸ばす(目安30秒)
②前腕屈筋群のストレッチ
- 手の平を下に向けて肘を伸ばす
- 反対側の手で指先を掴んでカラダ側に引き寄せ伸ばす(目安30秒)
ストレッチは気持ちがいい強度で行い、無理は絶対にしないでください。
安静にしていても指の痛みが治らない場合は、病院にいきましょう。
私は新人の頃、あまりの指の痛さにビビって整形外科に行きました。
リラクゼーションセラピストを始めたばかりで施術練習で指が痛くなったことを先生に相談したら、施術のフォームを見ていただき指の作り方のアドバイスをしてくれました。とてもいい先生でした。
セラピストの親指が痛くなる主な原因
親指が痛くなる原因は、痛みが出ている部位で違います。
まずは、親指のどこに痛みを感じるか観察してみてください。
- 第二関節が痛い
- 第一関節が痛い
親指の第二関節が痛い場合は、体重がのっている位置と接触している位置がずれている可能性があります。
第二関節が寝ていないか確認してみてください。
第二関節を立てる(出す)意識をすると体重は、肩⇨肘⇨手首⇨親指の第二関節⇨接触点(指先)とまっすぐ乗せることができます。
体重をまっすぐ骨で支えると指への負担も軽くなります。
- 体重が接地点に対してずれていないか
- 第二関節が寝ていないか
第一関節(IP)が痛い場合は、第一関節の柔らかさによって変わります。
カラダの柔軟性が人それぞれのように、指の柔軟性も人によって異なります。
第一関節がほとんど反らない指を、立ち指(苦手)、逆によく反り返る指をあま指(甘手)と言います。
- 立ち指(苦手)=第一関節が反らない指
- あま指(甘手)=第一関節がよく反る指
①立ち指(苦手)
立ち指の人が、無理に指を反らせて体重をのせると関節の負担が大きくなります。
私は、立ち指ですが、第一関節を少し曲げると負担が軽くなりました。
第一関節を曲げると接地点がさらに狭く圧が鋭くなるため、合わせ母指がおすすめです。
また、爪があたりやすくなるので注意してくださいね。
私は、第一関節を少し曲げることで緩ませ効果がありましたが、
人によっては合わない場合もあります。
一つの考え方として試して見てくださいね。
②あま指(甘手)
あま指は、接地点を第一関節付け根付近にすると負担が軽くなるそうです。
※あま指のセラピスト談です。
親指の形や柔軟性は人それぞれ、自分の手にあった痛くない形を探すことが大切!
ちょっとでも参考になれば嬉しいです。
繰り返さない!セラピストの親指の痛みを事前に防ぐ方法
手の使い方に慣れるには、多少時間がかかります。
ようやく痛みが引いても、施術をするたびに痛くては辛すぎますよね。
痛みを繰り返さないために、日頃から出来ることを紹介していきます。
- 準備運動(ストレッチ)する
- 親指以外の部位を使う
- セルフケア
施術はスポーツに似ています。
スポーツする際に準備運動しますよね。
施術前に準備運動をすることで、カラダが動かしやすくなり怪我の予防にも繋がります。
おすすめは「ラジオ体操+前腕屈・伸筋群ストレッチ」です。
※前腕伸・屈筋群ストレッチは先程紹介したものを参考にしてみてくださいね。
親指ばかりで施術をしていると、親指に負担が集中し指が痛くなってしまいます。
手のいろいろな部分を施術で使うことができれば、親指の負担を軽くすることができます。
- 手掌(てのひら全体)
- 四指(親指以外の4本の指)
- 母指(親指)
- 二指(親指と人差し指)
- 手根(手のつけ根)
注意が必要ですが、肘を使った施術もできるようになるといいですね。
カラダが資本のセラピストだから、セルフケアも大切!よく言われますよね。
でも実際は、自分まで揉みたくない・・。
セルフだと、体重が使えないので手力になって余計に腕疲れんだよね・・。
私以下のようなセルフケアをしています。
- YouTube見ながら、ストレッチポールに乗るだけ
- ベットで、腕にマッサージガンをあてるだけ
- はみがきしながら、ふくらはぎストレッチボードに乗るだけ
ストレッチポールも安価なもので1000円程度から、ストレッチボードも3000円程度、マッサージガンも1万円程度で購入できるものもありますよ!
まとめ
自分にあった指を痛めない手の作り方を習得するまでは、多少時間がかかります。
ほとんどのセラピストが、痛みを経験し乗り越えています。
身近にいる先輩セラピストに相談してみてください。
何かしらのヒントをもらえると思いますよ!
▼まとめ▼
①アイシング
痛みを感じて3日間は冷やす
②サポーターを使う
・ソフト固定タイプ
アルファックス 手首用サポーター お医者さんの手首サポーター Fit(フィット) ブラック 右手用 Mサイズ・がっちり固定タイプ
【日本正規品】 ミューラー(Mueller) サムスタビライザー フリーサイズ(手首回り14-26cm) 左右兼用 55277 親指サポーター③テーピングをつかう
・おすすめ本
正しく効果的に巻ける! テーピングの新しい教科書④腕のストレッチ
痛みが落ち着いてきたら(痛み発生から3日以降)ストレッチする
⑤病院や整骨院へいく
治療はもちろん、カラダのことを学べるチャンスにも!
第二関節が痛い
・第二関節を立てる
・体重をまっすぐ骨で支え接地点にのせる
第一関節が痛い
・立ち指・・・第一関節を軽く曲げる
・あま指・・・接地点を第一関節付け根にする
※指の形、柔軟性によって変わります。参考として試してみてください。
施術前の準備運動をしよう
・ラジオ体操+腕ストレッチ
親指(母指)以外の部位をつかう
・手掌、四指、二指、手根
セルフケアはアイテムをつかう
・ストレッチポール、マッサージガン、ふくらはぎストレッチボードなど
参考になれば嬉しいです。
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